カツラ入門!かつら(ウィッグ)業界の課題と問題点

間違いだらけのカツラ選び
東京のFM J-WEBに黒髪はえ太が生出演しました。かつらの事について語りました!

業界の課題と問題点

1、かつら(ウィッグ)の商品比較

カツラ(ウィッグ)は口コミがなく紹介が無い商品なので、価格、品質などのかつら(ウィッグ)メーカー比較が出来ません。

特にかつらの大手2社は価格を公開していません。カツラ(ウィッグ)は高額のものであるし価格を公表したら来店者が減るとかつら大手メーカーは考えているのでしょうか。

カツラメーカーの説明によると、個人の状況などでカツラの価格は変わってきますので電話では一概に言えないということのようです。確かにオーダーメイドなので電話などで話をしてしまうと後でトラブルのものとなると思われます。

それでも、○○円から○○円程度が価格の中心などくらいでも公表したほうがユーザーの信頼を得ることになるような気がするのです。

現在は、インターネットの普及により、大手と同程度の品質のウイッグが20万円前後で手にいると消費者がわかってきていると思われます。アデランスの売り上げがここ数年横ばいなのを見てもよく現れていると思います。

2、かつら(ウィッグ)の見込み客 来店戦略

●カツラ(ウィッグ)メーカーが薄毛に悩む人に来店してもらうには

@ヘアチェックやナチュラルなかつら(ウィッグ)のCMなどを流す→A髪に悩みをもつ見込み客が「カツラ(ウィッグ)じゃなくってこれなら!」とお客を来店させる気持ちに向かわせる。→B見込み客はメーカーにTELする→Cかつらの見込み客が来店しヘアチェックを行い、カツラ(ウィッグ)を購入することを勧めるか、育毛のコースに入会させる。→D育毛をしても少しは髪が永らえる人もいるでしょうが、通常育毛やっても、所詮いきつく所はカツラ(ウィッグ)なので、カツラメーカーにとってはかつら(ウィッグ)の注文が取れたも同然です。

●CMはどれもカツラ(ウィッグ)を購入させる為の導入線であり、当然のごとく薄毛に悩む人の心を動かすようなものです。ひょっとしたらかつら(ウィッグ)をつけないで育毛や髪の毛を地毛にプラスするだけで済むかも♪なんて・・

これは甘い期待でありあなたはカツラ(ウィッグ)を買うか、そのまま抜けるままで行くか決心しないとならないのが現実なのを知るべきです。

3、かつら(ウィッグ)の価格について

カツラ 大手2社については、かつらの価格については年々上がって行く傾向にあります。
又、定価表が社内でお客に見せる為にありますが人を見てかつら(ウィッグ)の販売価格を決めている様子があります。
1990年頃はかつら1個が50〜60万円でしたが、10年経過した2000年になると100万円の声を聞くことも珍しくないようです。

4、かつら(ウィッグ)の販売手法

カツラ(ウィッグ)の販売の際には、「かつら(ウィッグ)は2個持ってないと、修理の際はかつらを1個預けないといけないですよ」とか「周囲に違和感なくカツラ(ウィッグ)をつけるには3段階とか5段階に分けてつくりましょう」とか巧みなセールストークでお客の心を掴み複数のカツラ(ウィッグ)を売る手法が定着しています。確かにカツラのスペアは修理の際に必要なので2個までは理屈にかなってますが、5個とか同時に売る手法はどうかと思います。これでかつらで200万円などと車を買うより高いような売上が上がることになるのです。

5、大手以外のカツラ(ウィッグ)メーカー

小規模のかつらメーカーには大手2社と品質同等で価格も安い(広告費をかけてないからか?)ものがありますが、カツラ(ウィッグ)愛用者はすべてのかつらメーカーの製品を試着してみるわけでは無いし、口コミで広がる性質の物ではないので、販売力が弱いようです。

6、どのかつら(ウィッグ)メーカーが良いのか?

消費者の立場で考えると、良い製品を安く買えしかもアフターサービスも心配ない。
というかつら(ウィッグ)メーカーを選ばなくてはなりません。
カツラ(ウィッグ)を買った後でも2〜3年に一回はかつらを買うことになるのですからランニングコストも当然考えないといけません。(カツラを使ったことの無い方ってこれはわかりませんよね。)
私は最初に買った時にはかつら(ウィッグ)って一生使えるものと思ってました!

●カツラ(ウィッグ)では無くCMの増毛法に心が動く方へ・・・・
それは当然の事と思います。
しかし、現実にはカツラ(ウィッグ)への導入線であり実用的ではないのです!(あなたが大金持ちなら別ですが)
(はえ太が実際に試した結果は下記のとおりです。)
@自毛に数本の髪を結び付ける

A数十本の髪を一本の細い線に結んで地肌に接着剤で接着する。

というような方法なのですが、どちらもスゴク自然です。でもよく考えてください。

@の方法では髪は一ヶ月に1センチ伸びます。するとまた折角かつら(ウィッグ)と結んだ髪は捨てて、新しく髪を結ぶことになります。
Aの方法では1週間もすると接着剤が地肌から離れて浮いてきます。それをかつら(ウィッグ)メーカーに行き再度接着剤で頭皮に接着してもらいます。しかしこのあたりが限度です。頭についた接着剤が大きなフケみたいに見えてきますので、お取替え〜ってことになっちゃいます。(その辺はわざわざCMで説明しませんよねっ)

つまりどちらも一ヶ月ももたずに髪を購入しないとなりません。
あなたの髪の量によって購入金額は違いますが、毎月髪に10万円投資できますか?
そうです、賢明なあなたはもうお分かりですね。

これはCMで「あっ、これなら!」と思った薄毛の方に店舗に足を運んでもらうのが目的なのです。
もちろん望めば増毛してくれますが、かつら(ウィッグ)メーカーも最初から「こんなもの普通の人では続かない」って解っていますから、ヘアチェックの後にいろんな心を動かす説明をしてカツラ(ウィッグ)を薦めるのです。

かつら(ウィッグ)業界には以上のような特色があり問題があります。
はえ太の経験をご紹介していきますが、ここでは掲示板を使って、
いろんなカツラ(ウィッグ)メーカーのかつらをを実際に使っている方々から情報を頂いています。
そしてこれからカツラ(ウィッグ)を作ろうと考えている人や
現在かつらを使っているが追加で作らないとならない方の指針にして行きたいと思います。